2009年6月
宝塚大劇場「エリザベート」
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兵庫県宝塚市まで。
一日しかチャンスがなく、
せっかくだからと11時開演、15時開演の二回をみせていただきました。
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ちょうど、日曜日の「情熱大陸」に主演の瀬奈さんが出ていて、
舞台をみながら多く感じ入ることが出来ました。
番組のなかで、長い音楽稽古のあとのインタビューをはっきりと断る姿がありました。
そして、映像の中の、舞台以外の素顔の彼女は、ほんとうに飾らずありのままで、
それが単純に好印象・・・とかではなく、
常に大きなものと闘っているものにある、飾ることを必要としない、
また舞台以外のことにまで飾ってられないという、ある種の精一杯さを見ました。
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宝塚は夢の世界で、スターはいつも美しく笑顔でファンを大切に・・・
という一般の価値観より、もっと深いところに彼女は進んでいる気がしました。
舞台は本当に素晴らしく、美しく、プロフェッショナルで、
宝塚という枠を超えた、本物の芸を見せていただいたと思います。
今彼女を支え、応援している大勢のファンは、
そんな彼女の見ているものをちゃんとわかっている、
そしてそこにどうしようもなく魅かれているんだろうなあと思いました。
ほんとうに魅力的なトートでした。
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「エリザベート」という演目は歌唱が重要で、
もっといろんなことが気になってしまうかと思っていたのですが、
主役の瀬奈じゅんさんはじめ、
皇帝フランツヨーゼフ役の霧矢さんも難曲を高い技術で歌い演じ、
抜擢のエリザベート凪七さんも立派でした。
凪七さんは、声が腹にすわり始めたときの、パンチが決まるときと空振ってしまったときの不安定さはある様子でしたが、なんのなんの。
声の道が決まるのは、もう時間の問題だなとわかりました。
歌に関しては、霧矢大夢さんは本当に丁寧で、テクニックも素晴らしく、
客席のすみずみまでその歌詞を届けようとしているのがわかり、心打たれました。
生の舞台では、やはり、こうした真摯さが、
気となって客席を包むことを、あらためて実感しました。
彼女の舞台は、是非生で、これからもたくさんみせていただきたいと思いました。
ほかに、多分ご自身のキャラクターとは違うものを与えられているであろう、
ゾフィの城咲あいさんに大変感心しました。
歌声はその人自身をあらわすもので、とても美しい清い響きでありながら、
たいへんな老け役、敵役を、彼女自身の器を越えた場所にあえて出ていって、
思い切って魅力的にやりきっていました。
そのやわらかさで、彼女の本来の持ち味である役どころも、
このゾフィのあとに、さらに輝いて出来るのではと思いました。
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東京公演は7月からですが、チケットはかなり入手困難のようですね。
宝塚公演も、完売しているようです。
客席の前のほうには、関係者(ほかの組の出演者、卒業生など)がいつも座っている様子ですが、演出の都合でしょうか。
そんなことをしなくても、お客さんは充分楽しめるような気がします。
一席でも多く、お客さんを、立ち見でなく席に座らせる方向は団の方針とは違ってくるのでしょうか。
身内を一番よい席に座らせるというのは、あまり見ない光景なので、異質に感じました。
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最後に。
オペラ関係者のみなさん、
このご時勢のなか、連日立ち見まで出ている、この大盛況の宝塚の魅力を是非知るべき!!!
・・・と声を大にして、わたしは言いたーい!
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おわり。
第九
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今年、
第九の合唱指導をさせていただくことになりました。
ベートーヴェンのあの第九です。
東京都北区主催の公演です。
本番は、東京都交響楽団とともに、指揮は大友直人さんです。
去年、三木稔先生の「のはらうた」の舞台でご一緒させていただきました、
バリトンの宇野徹哉さんと、二人で担当させていただきます。
第九は、合唱としては学生時代に、最近はソリストとして、
出演者としてのみの参加でしたが、
合唱をご指導させていただくのは、初めてです。
生命いっぱい歌い上げる、力ある第九になりますように。
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参加者を現在募っているようです。
ふるってご参加を!
新生慶應志木ワグネル始動
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彼らにとって、今年度の初めての本番でした。
ほんとうによいスタートをきることができました。
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埼玉県は合唱の県といってもよく、
県の段階で、コンクールやこうした音楽会でも、とても上質の音楽に出逢えます。
すばらしいです。
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4月に、1年生だけでなく、上級生からも入部があり、
今年は17名でのすがすがしい歌声を聴かせてくれました。
もちろんこれから、ますます人数が増えたらすばらしいですが、
でも、大所帯ではむずかしい、一人ひとりの輝く生きた音楽が、
先日の彼らの歌声には宿っていました。
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もちろん演奏そのものもよかったのですが、
わたしには、演奏まえの彼らの態度、
そしてそのあと、ほかの団体の演奏を真摯に吸収している彼らの姿が、
とても印象的でした。
出番がトップバッターであったので、
開会後の全体合唱を舞台上で歌ったのですが、
こうした一見評価とは関係のない場で、立派に若い歌声で会場全体の歌声を支える、
その厚い響きに驚かされました。
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まだまだ短い歴史ですが、
これまでの魅力的なOBたちと家族がカクトウしながらつくってきた響きを、
今年はどんなふうに紡いでいくのか・・・
心から楽しみにしつつ、
わたし自身も、目の前のことを頑張っていかなくてはと思います。
高校時代の話
今日は、ひさしぶりに高校時代の先輩から、ある用件でメールをいただきました。
ちょっと当時のことを思い出しました。
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わたしは、茨城県で当時ほぼ毎年のように全国大会に出場していた、
県立水戸第二高校コーラス部の出身です。
文字通り、部活バカでした。
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発声練習は、ほとんど体育会系の運動でしたので、
朝練・昼練・夕方(ほぼ夜まで)の練習にそなえて、
校内ではいつもジャージを着ておりました。
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そのため、三年時の全校生配布の文集での、
「なんでもナンバーワン」コーナーでは、
見事に、
「ジャージの似合うナンバーワン
」
に選ばれました。
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補足しておけば、そのほか、
「有名になりそうなひと」
「彼氏にしたいひと」(←じょ、女子高の世界ですな。ひー。)
にも、
に選出されました。
はい。
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そうそう。
わたしは、はっきり言って女子高内で大変モテておりました。
母校は、県内有数の進学女子高でしたので、
みんな賢く、ちょっと変わったひとが多かったです。
いろんなものを頂きました。
印象的なのは、わたしが「すごく好き。」と言ったパンを、
かならずお昼休みに「はい。」とくれた友達がいたことでした。
電車の席も、朝早いのに、三つ前の駅から乗る子がとっておいてくれたりしました。
その友達は、コーラス部ではなかったのですが、
朝練の時間に合わせて、自分も早く行って自習をするといって、
早々と一緒に登校してた時期がありました。
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文化祭で、一人で歌ったとき、
校長先生がお手紙をくださいました。
「あなたの声で、この道をこれに録音してください。」
と、テープまで渡され、
それがとても嬉しくて、その延長でいい気になって音大受験をしてしまいました。
(・・・そこからは、ご存知怒涛の日々)
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部活のなかでは、わたしは本当にマイペースでした。
みんなそれをわかってくれて、のびのびさせてくれました。
演奏では、練習よりも話し合い(解釈)に時間を費やし、
お互いに、よく泣いて笑って、自分をさらけ出し尽くし、
とにかく当時の仲間は、いまも大切な存在であります。
なにかを必死でやったときの仲間は、
こんなに尊いものかと思います。
まだまだいろいろ思い出しますが、
今日はこの辺に。
ドレスの中は戦闘中
じつに、10日ぶりの更新です。
書くことがない・・・というのではなく、
むしろいろいろなことを知り、感じている、
わたしにとってはいつもより忙しい日々をすごしております。
ブログというものは、不特定多数のかたがごらんになるため、
何を、どんなふうに書くのか選択することは、
とても大切なことです。
師の言葉で、
「ドレスの中は戦闘中」
というものがあります。
舞台の上ではごく自然に美しく立ち振る舞い、
さも楽しんでいるかのように歌う歌手ですが、
実は横隔膜、腹斜筋、臀筋などをはじめとして、
体じゅうがそれはそれは活発に運動しているものである・・・
多くの素晴らしいプリマ、プリモの方々をそばで拝見していても、
やはりその通りであることを感じます。
からだがというばかりでなく、
舞台が素晴らしいかたほど、
ご自身と、そして何かと常に闘っておられる、
その姿が、目の強い力が、照明に照らされて光輝いています。
わたしも、舞台に出たとき、ぱっと光輝き、
強い芯と力のある演奏が出来る歌い手になりたい。
そう思う今日このごろです。







